昨日は、姫路市にある量販店の表示勉強会に講師として出席させていただきました。

昨日10日(木)に、兵庫県内に店舗を構える量販店の商品部の担当者向けの「食品表示勉強会」の講師としてお招きいただき行ってまいりました。
 午後から、夕方まで4時間の勉強会で、熱心に聴講していただきました。
 お客様のために、間違いのない商品の表示をするための更なるスキルアップ勉強会でした。
 このような熱心な量販店が今後も増えて行くことを願いながら、具体的に食品表示制度について、説明をさせていただきました。
(記事:的早剛由)





《今日の社長への心の言葉 7》
「リーダーに求められているのは、何といっても明るいことです。明るい話題で、明るく振る舞うのです。本当に強い人というのは、自分の明るいし、何より周りの人を明るくできる。」(三八五流通(株)代表取締役 泉山 元氏)

使い捨て手袋の衛生管理(装着問題と保管問題)について

静岡県東部健康福祉センターが発表(全国食品衛生監視員研修会に於いて)した、「使い捨て手袋の衛生管理について」の調査及び検証内容に、興味深い内容が掲載されていたのでその概要の一部を以下のとおりご紹介します。
 
 【手袋装着時の調理従事者の動作の問題点】
1.手袋保管容器の中へ、手指を差し込んで手袋を取り出す。
2.保管容器の外面に手袋が飛び出し、手袋が汚染される恐れがある。
3.装着するために取り出し、一度、手指で手袋表面に触れたものを元の保管容器に戻
  す。
4.左右1組分、2枚の手袋をまとめて取り出し、片方の手袋を装着している間、もう
  一方の手に未装着の手袋を握っている。
5.使用の都度、戸棚や引き出し等から保管容器を取り出して装着するため、装着直前 に手指が設備から汚染を受けている。
6.手袋装着後にアルコールの噴霧を行っているが、ノロウイルスに対する消毒効果に
 ついて誤解している。 

 【手袋装着方法の注意点】
1.手袋は、一枚ずつ手首側から取り出し、食品に接触する部分には触れないように装
  着しましょう。
2.手指の汚染を手袋の収納容器に付けないように手袋を取り出しましょう。


 記事:的早剛由


《今日の社長への心の言葉 6》
「人間はな、人生という砥石で、ごしごしこすられなくちゃ、光るようにはならないんだ」(山本有三
 

農林水産省は、『アメリカ産小麦の「遺伝子組換え小麦」の混入の有無の検査を開始した』と発表しました!

 農林水産省は、米国において未承認の遺伝子組換え小麦の自生(人為によらず天然に生える)が報告されたために、販売を停止していた米国産小麦(ウエスタン・ホワイト)について、7月3日から検査を開始したと発表しました(検査方法は厚生労働省が開発した当該遺伝子組換え小麦の検査方法を用いる)。
 今後は、検査の結果「陰性」となったものから、順次販売を開始するとのことです。

 今回の経緯は、米国農務省が5月29日に、米国及び日本において商業栽培が未承認である遺伝子組換え小麦の植物体がオレゴン州の小麦農家の1つのほ場で自生していたことを確認。
 当該遺伝子組換え小麦は、米国食品医薬品局(FDA)が食品及び飼料としての安全性は確認しているここと、市場流通は確認されていないが調査中であること等について公表されました。
 これを受けて、農林水産省は、年間約300万トンを輸入している米国産小麦の内、オレゴン州産の食糧用小麦(ウエスタン・ホワイト)及び飼料用小麦(ソフト・ホワイト)の販売と入札を、本年5月30日から暫定的に停止しています。

 参考:現在安全性が確認され日本への輸入が認められている農産物は1「大豆」、2「とうもろこし」、3「ばれいしょ」、4「なたね」、5「綿実」、6「アルファルファ」、7「甜菜」、8「パパイヤ」の8品目です。記事:的早剛由

http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/boeki/130705.html



《今日の社長への心の言葉 5》
 強い企業の条件に掲げるのが、「竹の節」だ。飛騨の山奥で雪が積もると、杉の木が割れることがある。
 成長が早いため、雪の重みに耐える強さがないのだろう。しかし、「一定の間隔で節がある竹なら、
 簡単には折れない」「雪の重みにしなっても、それに耐えることができる。」
 (自動車メーカー・スズキの鈴木修会長兼社長がつづる「俺は中小企業のおやじ」より(日本経済新聞出版社))
 

本日は、顧問をさせていただいてます某食品企業のBSP(美化・推進・プロジェクト)委員会に出席しました。

 
 当該企業経営者の「地域で一番きれいな工場を目指す!」との思いを実現するために、4年前にチームが結成され、品質保証室長がリーダーとなり、各部門から総勢12名のメンバーが集まり、日夜、全従業員の先頭にたち、活発な活動がなされています。
 
 活動内容は盛りだくさんありますがその内の1つを紹介しましょう。
 毎月企業内を清掃する「1カ所重点清掃活動」があります。これは、清掃場所をスローガンに掲げ全部署で清掃活動を行うものです。
 
 6月度のスローガンは「エアコンと内部フィルターの清掃をしよう!」でした。このスローガン掲げたら、その月の最後にBSPメンバーが実施状況を巡視して回り、実際に行われたかどうかを点検し、次のBSP会議で報告を行います。
 
 問題点を告げられた部署では、次のBSP会議までに対応し、その改善した結果を報告するという形式で行われます。 何か聞くだけですと、会社内がギスギスしてしまうように感じますが、実際は皆さん前向きで楽しく対応されています。これは清掃すれば確かに作業現場が綺麗になり、仕事へのモチベーションが高まる為のようです。
 
 因みに、7月のスローガンは「床面・溝・排水設備を徹底清掃しよう」と本日決まりました。
 来月のBSP会議でお邪魔した時の床面のピカピカが楽しみです。「継続は力なり!」を垣間見させていただいています。 記事:的早剛由




《今日の社長への心の言葉 4》
 「今」という一瞬は、無限の未来をはらんでいる。歴史を動かすのも、瞬時の判断であり、行動である。その「時」を逃さぬためには、瞬間瞬間を全力で事に当たるのだ。(我が恩師の言葉」

食品安全委員会が夏の行楽シーズンに向け「バーベキューやハイキングでの食中毒にご注意ください(食中毒予防のポイント)」を掲載しました

夏は、レジャーやイベントなどで、外で調理、飲食する機会が増える季節です。その一方で、気温や湿度がともに高く、食中毒の原因となる細菌(腸管出血性大腸菌カンピロバクターサルモネラ腸炎ビブリオ黄色ブドウ球菌など)が増殖しやすい季節でもあります。十分気をつけて、以下の食中毒予防のポイントを守り、楽しい季節をお過ごしください。
1. 生肉、生レバーなど(腸管出血性大腸菌カンピロバクターサルモネラ

2.生の魚介類など(腸炎ビブリオ
 
3. 「肉、魚介類には食中毒を起こす細菌が付いている可能性があること」
  「生肉、生レバー、生魚介類に使用する箸やトングは生もの専用にすること」
  「食べるためのお箸で生ものを触らないこと」
  「よく焼けば細菌は死滅する。」


4.おにぎりやねりものなど(黄色ブドウ球菌 )  
  「おにぎりは直接手で握らず、ラップ、手袋等の利用をお奨めします」
  「保存、携帯は冷暗所(クーラーバック等)を利用すること」
  黄色ブドウ球菌による食中毒は細菌の作り出す毒素(耐熱性)によるものなので、
   加熱により無毒化されません。また、黄色ブドウ球菌は環境中に常在している細菌であり、
  特に手に傷などがあると黄色ブドウ球菌が繁殖し、食品に付着する可能性が高くなります。

  細菌を付着させない、増やさない!がポイントとなります。
 「よく焼けば細菌は死滅する。」                     記事:的早剛由

http://www.fsc.go.jp/sonota/e1_bbq_food_poisoning_e2.html






《今日の社長への心の言葉 3》
 「未来は未来にあるのではない。今、この時からしか未来は生まれないのです。
  将来、何かを成し遂げたいなら、今、やらなければならないのです。」 (ワンガリ・マータイ(グリーンベルト運動の創始者)) 

アニサキス食中毒が増えている?

 近年の食中毒件数(食中毒統計)から見た、アニサキスの食中毒件数は、2005年に7件であったものが、2010年に28件、2011年に34件そして2012年は65件と増え続けています。
 この原因には、魚に寄生するアサニキスの数がこの数年間で特に増えた、訳ではなく医師からの保健所への届け出が積極的に行われるようになったことではないかと言われています。
 厚生労働省では、昨年(2012年12月)、食品衛生法施行規則を一部改正し、食中毒の届出内容を変更しました。
 変更になったのは、寄生虫に関する項目です。寄生虫はこれまで、食中毒の原因として、まとめて1つの単位として扱われてきました。
 それが今回の改正で、アニサキスを含む3種類の寄生虫を、独立させて報告することになりました。
 この3種とは、①アニサキス、②クドア(クドア・セプテンプンクタータ:ヒラメの刺身による下痢症の原因)、③ザルコシスティス(フェイヤー住肉胞子虫:馬刺しによる下痢症の原因)です。
 この結果、アニサキスは食中毒の届出で、他の病原微生物、ウイルス等と同じ扱いを受けるようになりました。
 日本の近海で漁獲される魚介類の内、150種以上の魚介類からアニサキスの幼虫が見つかっています。サバがもっとも重要な感染源といわれています。このほか、アジ、イワシイカなども感染源になる機会が多いと言われています。
 アニサクキスは、加熱(中心温度摂氏60℃で1分間以上)、冷凍(摂氏マイナス20℃以下で24時間以上)に弱く、このような処理で人への感染は無くなります。(記事:的早剛由)(出典:食と健康2013年7月号) 

 
アニサキス食中毒予防は、「魚やイカは冷凍してから食する」ことを徹底しましょう。







《今日の社長への心の言葉 2》
     要は、誠実に働くのみ。そのうちに、意味あり、希望あり、幸福あり
                             (国木田独歩)  

本日は、食品衛生顧問をさせて頂いています、某ラーメンチェーンメーカー様の定期店舗点検に行ってきました。

 本日は、食品衛生顧問をさせて頂いています某ラーメンチェーンメーカー様の定期点検に行って参りました。
 店舗3軒、チェーンの店舗用の麺・チャ−シュー等具材の製造工房、餃子工房の計5箇所です。
 開店前の、店舗の衛生状況の確認をじっくり点検いたしました。
 各店舗とも当初(2年前)は50点台(50項目100点満点)であった衛生管理状況が、社長・店長・全社員が一体となった教育を土台にした「整理・整頓・清掃・洗浄・殺菌」の努力の成果が徐々に表れてきて、現在70点台に近づいてきています。
 弊社では、85点を目指して頂くことにしています。もう間近ではないでしょうか。
 因みに、点検項目のカテゴリーは
①「施設の衛生管理」
②「器具の衛生管理」
③「冷凍冷蔵庫の衛生管理」
④「調理・包材・食材の取り扱い、管理等」
⑤「従事者の衛生・健康管理」

 としています。(記事:的早剛由)






《今日の社長への心の言葉 1 》
     「迷った時には困難な道を選んで進め!」
     苦労は力なる。悩みは知恵になる。 (我が恩師の言葉)