使い捨て手袋の衛生管理(装着問題と保管問題)について

静岡県東部健康福祉センターが発表(全国食品衛生監視員研修会に於いて)した、「使い捨て手袋の衛生管理について」の調査及び検証内容に、興味深い内容が掲載されていたのでその概要の一部を以下のとおりご紹介します。
 
 【手袋装着時の調理従事者の動作の問題点】
1.手袋保管容器の中へ、手指を差し込んで手袋を取り出す。
2.保管容器の外面に手袋が飛び出し、手袋が汚染される恐れがある。
3.装着するために取り出し、一度、手指で手袋表面に触れたものを元の保管容器に戻
  す。
4.左右1組分、2枚の手袋をまとめて取り出し、片方の手袋を装着している間、もう
  一方の手に未装着の手袋を握っている。
5.使用の都度、戸棚や引き出し等から保管容器を取り出して装着するため、装着直前 に手指が設備から汚染を受けている。
6.手袋装着後にアルコールの噴霧を行っているが、ノロウイルスに対する消毒効果に
 ついて誤解している。 

 【手袋装着方法の注意点】
1.手袋は、一枚ずつ手首側から取り出し、食品に接触する部分には触れないように装
  着しましょう。
2.手指の汚染を手袋の収納容器に付けないように手袋を取り出しましょう。


 記事:的早剛由


《今日の社長への心の言葉 6》
「人間はな、人生という砥石で、ごしごしこすられなくちゃ、光るようにはならないんだ」(山本有三