日本食「和食」をユネスコ無形文化遺産の登録申請を決定!

 びっくりしました! 農林水産省の情報によりますと、2012年2月17日文化審議会文化財分科会において「和食:日本人の伝統的な食文化」をユネスコ無形文化遺産保護条約の「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」への提案候補とすることが決定されたとのことです。
 提案の概要としては、和食は
1.日本の国土に根ざした多くの食材が新鮮なまま使用されている。
 ①新鮮な多くの山海の幸が使用されている。
 ②食材の持ち味を引き出し、引き立たせる工夫が発達している(うま味が豊富な出汁 (だし)、独特の調理道具)。
 ③風土に即した発酵技術が発達している(味噌、醤油、酒等)。 
2.コメを中心とした栄養バランスに優れた食事構成となっている。
3.食事の場において「自然の美しさ」「季節の移ろい」が表現されている。
 ①料理に葉や花などをあしらい、美しく盛りつける表現法が発達している。
 ②季節感を出すために、季節にあった食器を使用したり、部屋をあつらえたりする。との特徴を提案している。 
 確かに、日本食の「和食」は伝統的な世界に誇れるものとは思いますが、世界遺産に認定されるかどうか疑問なんです。しかし提案書の情報によりますと、過去に食文化が登録されたものに、「フランスの美食術」「地中海料理」「メキシコの伝統料理」「トルコのケしシケキの伝統」が既に登録されていました。
 そうであるならば、日本食は自身を持って登録されておかしくない食文化であるといえます。
 今後の推移を見守って行こうと思っています。